この記事では、
- 未就園児の公文って意味あるの?
- 実際に通った人の話を聞きたい!
- 代わりになる学習方法はないの?
という疑問・要望にお答えします!
公文は0歳児から対応教室があり、早期教育として検討している人も少なくないと思います。
ただ、通う意味があるのか不安な人もいますよね。
私も半信半疑で2歳の息子を通わせはじめました。
結果的に半年ほどで通うのを辞めたのですが、その理由や感じたことをお伝えします。
結論としては、
学習開始のきっかけや習慣化として活用できるものの、親の負担も大きいため覚悟が必要
と言えます。
目次
公文のメリット・デメリット
まずは実際に通ってみて感じたメリット・デメリットについてお伝えしますと、
メリットは以下の通り。
- 教材は良く、筆圧がつくなど学習のとりかかりとして機能する
- 教室で習熟度をチェックされることが1つのペースメーカーになる
- 家庭での指導方針について相談できる
体験談で詳しく書きますが、教材は良く息子も一定の成長はありました。
相性の良い先生と出会い、うまくコミュニケーションが取れれば通う意義も大きいと思います。
一方で、感じたデメリットは以下の通りです。
- 結局は家庭での取り組み次第
- 先生との相性が悪いと進みにくい
- 教室に通うのが負担
期待しすぎていたのかもしれませんが、結局は家庭でどれだけ頑張るか次第です。
また子どもが先生を好きになれるかも大きいです。
さらに、仕事をしている親だと早めに切り上げて送り迎えをする必要があり、それなりに負担となります。
具体的には次の体験談で説明していきますね。
私の経験談~公文を始めるきっかけから辞めるまで
私たちの経験と感じたことをお伝えしていきますね。
私たちが公文に興味をもったきっかけは、
学習の習慣をつくるためには公文が有効であると聞いたためです。
公文のプリントに毎日取り組むことで、
学習を習慣化し、学力を自分のペースで着実に向上できると考えました。
未就園児でも学習の習慣を身に付けることが可能であり、
習慣化できるなら早いほど良いと思い、公文に通うことにしました。
教科は算数・英語・国語があり、複数選択できるのですが、
多くを選択してもやりきれない可能性も考え、まずは国語のみ選択し通うことにしました。
具体的な学習の進め方は、
- プリントをもらい家で学習し、提出する
- 家庭で取り組んだプリントの内容をマスターしているか公文で確認してもらう
- マスターしていると認定されれば次のレベルのプリントが、まだ足りないとされれば前回と同じレベルのプリントが家庭学習用として配布される
のサイクルを回していくことになります。
学習を進めていく中で感じたことをまとめると以下の通りとなります。
- 家庭学習がしっかりできないと意味がない(公文の教室での学習はあくまで補助的役割)
- 自分たちは次に進めると思っていても次のレベルに進めないこともある
- 教室の先生との相性も大事
- 教材の価値はある
まず、公文に通えば自然に学習習慣もつくわけではありません。
極端に言えば、公文がやってくれるのは、教材の提供と教室での習熟度の確認のみとなります。
それ以外の習慣の定着などは親の努力が必要となります。
親が家庭の環境を整えてうまくやる気を上げさせいかなければなりません。
家庭学習が進まないと次のステップに進むことができず、同じ内容を繰り返すことになります。
また、習熟度についても親としては次のステップに進めると思っていても、
教室で子どものやる気が出ず、
家庭でできていたことも先生の前で出来ないとまた同じレベルの繰り返しとなってしまいます。
そして、教室の先生と子どもの相性が合うかどうかも重要となります。
私の子どもは先生を怖がってしまい、通うことを嫌がり学習もなかなかスムーズに進みませんでした…
特に小さい子どもが学習を進めるには、先生の好き嫌いはかなり重要になると感じました。
ただ教材については、子どもの興味を惹く工夫があるからか学習開始のきっかけとしてうまく機能してくれました。
以下は教材の一例でして、子どもの興味の惹くような絵もあり、息子も楽しんで取り組むこともありました。
こちらは始めたころのプリント
初めのころは薄い線しか描くことができませんでした。
4か月間で濃い線が描けるようになり、一定の成長は見られました。
えんぴつも教えなくても正しい持ち方をするようになったのでずいぶんと楽になりました。
私の実感としては、3歳ごろから公文の教材を使用するのは早いということはなく、
鉛筆も使えはじめるので学習習慣をつけるには良い時期だと思います。
一定の成長はありましたが、私たちの場合は以下の理由で退会することとなりました。
- 先生と相性が合わなかったため
- 教材は他で代わりとなるものがあるため(後で具体的に書きます)
- 良くも悪くも家庭での努力次第であるため
公文を通う前に考えるべきこと
通う目的をはっきりさせよう
この目的がとても重要になってきます。
なぜなら公文は他の習い事とは違い、親が子供にしっかりかかわって学習をサポートする必要があるからです。
先生に任せっきりにすることができません。
そのため親にとってもけっこうしんどいんですよね。
目的があやふやだとゴールがないまま走り続けることになるし、先生からも的確なフォローが受けられなくなります。
目的をはっきりさせてから入会しましょう。
家庭の負担を考えよう
公文では一教科につき1日5~10枚の宿題が出されます。
この量をこなすのが結構きついのです。
大人から見ればただ線を描く作業でも、
はみ出さないように集中してやっているので子供にとっては疲れる作業なのだと思います。
気分がのっているときは自分から進んでやるのですが、声掛けをしてもやってくれない日も多いです。
飽きてしまってしばらくやりたからない時期もありました。
当然ですよね…
プリントをただやるよりおもちゃや遊びの方が楽しいに決まっています。
いかに楽しんでプリントができるかがとても重要です。
どうやってやる気を引き出すか、試行錯誤の日々。
仕事後の疲れている中、プリントをやらない子供と向き合うのはイライラしてしまう日もあります。
特に小さいお子さんの場合は、ある程度覚悟した方がよいと思います。
代わりの手段がないか考えよう
入会せずに家でマイペースに学習を進めるという選択もありだと思います。
学習習慣をつけたくてくもんに入会したはずなのに、逆に勉強嫌いになってしまった
これが一番避けたいことです。
我が家は夫の協力があってなんとか頑張ることができています。
しかし、下の子の面倒を見ながら子供の学習をフォローすることや仕事との両立はとても大変です。
子供も嫌がる、親も限界も迎える、なんてときは休会や退会も視野に入れてもいいんじゃないかなと個人的には思っています。
学習習慣をつける手段は他にもいろいろあります。
たとえば、
- くもん以外の教室(学研など)に通う
- 家でワークやドリルを使用する
など。
ワークやドリルは子どもにやりたいものを選んでもらうのがいいかもしれません。
特にこだわりがないなら、ベネッセのしまじろうのものやくもんが出版しているものがいいと思います。
我が家も工作などのワークを購入しています。
楽しみながら学習を進めることが一番大切です。
くもんで楽しみながら学習ができないことが続くようなら休会または退会をして、
自宅でのペースを落としてワークに取り組む方法に切り替えるのもありでしょう。
まとめ:3歳からの学習はおすすめ!公文に入会するかはよく検討しよう
3歳は遊びの延長線上で勉強を始めることができるとても素敵な時期です。
公文式は自分に合った問題を解くことができ、どんどん進んで学習できるなどとても魅力的な学習方法です。
入会金がかかるわけではないので一度入会してみるのもいいかもしれません。
ただ、先ほども述べたように親にもかなり負担があるのでそれなりに覚悟を持っておいた方が良いでしょう。
宿題をこなす自信がない方はワークなどを購入して1日1枚など少ない枚数で学習を進めていくのがおすすめです。
それぞれのご家庭にあった方法で、
子供も親も楽しく学習を進められる方法を見つけられるといいですね。